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17- D- 0256 201 7 年 6 月 2 8 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
日本地震再保険株式会社
(証券コード:−)【据置】
保険金支払能力格付 AAp
格付の見通し ネガティブ
■ 格付事由
(1) 1966 年(昭和 41 年)5 月に公布施行された「地震保険に関する法律」に基づき、国内損害保険会社 20 社
の出資により設立された国内唯一の家計地震保険専門の再保険会社。地震リスクの特性上、当社を含む民
間の損害保険会社のみで家計地震保険制度を運営することは困難で、政府による関与が必要不可欠である。
家計地震保険制度では、個人が加入する地震保険の保険金支払いを確実にすべく、政府、損害保険会社お
よび当社が三者で再保険スキームを組んでいる。格付は、家計地震保険制度の社会的意義と同制度におけ
る当社の位置付けなどを踏まえ、制度運営にかかる政府による支援の可能性を強く織り込んでいる。格付
の見通しは、日本国のソブリン格付の見通しを反映している。
(2) 保険責任の負担について、1 回の地震等による総支払限度額や民間、政府の責任限度額はあらかじめ決め
られている。総支払限度額は関東大震災規模の地震が再来した場合を前提に算出されている。補償内容の
拡充や家計地震保険の普及に伴い保険金額が増加するに従い段階的に引き上げられ、現在の限度額は 11
兆 3, 000 億円となっている。当社の責任限度額は 1, 509 億円であり、支払いの主な担保力である危険準備
金は 17 年 3 月末 2, 788 億円。民間の責任限度額について大規模地震が連続する場合が考慮されており、1
回の責任限度額は危険準備金を大きく下回っている。
(3) 家計地震保険制度はこれまで地震等の被災者の生活再建や地域の復旧・復興に大きく貢献してきた。東日
本大震災では累計で 1 兆2, 000 億円を超える過去最大の保険金が支払われ、また16 年4 月に発生した熊
本地震の支払額は17 年 3 月末時点で3, 773 億円と過去2 番目となった。同制度の創設以来、複数回にわ
たり再保険スキームの見直し、料率や損害区分の改定などが進められてきた。東日本大震災を受けて財務
省に「地震保険制度に関するプロジェクトチーム」が設置され、制度全般にわたる見直しの検討が進めら
れた。大震災の経験を背景により円滑な制度運営に向けて適宜見直しが行われていることは、政府による
制度運営に対する支援の確実性を裏付けるものと考えられる。
(4) 政府は保険金支払いのため特に必要があるときは、地震保険に関する法律第 8 条において、保険会社等に
対し資金のあっせん又は融通に努める旨が定められている。民間の危険準備金を保険金支払いが上回る事
態が発生していないため、政府による資金支援の実績はないものの、今後、巨大地震などにおいて必要が
あれば、政府が流動性を手当てするなどの支援が実施される可能性が高いと J C R はみている。
(担当)宮尾 知浩・加藤 雄紀 ■ 格付対象
発行体:日本地震再保険株式会社
【据置】
対象 格付 見通し
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2017 年 6 月 26 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:松村 省三
主任格付アナリスト:宮尾 知浩
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に「信用格付の
種類と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「損害保険」(2013 年 7 月 1 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 日本地震再保険株式会社
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. 非依頼格付について:
本件信用格付は格付関係者からの依頼に基づかない信用格付である。国に対する信用格付である場合を除き、依
頼に基づく格付と区別するため格付記号の後に「p」を表示している。格付関係者からは、信用評価に重要な影響を及
ぼす非公表情報を入手している。
10.J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラス
に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g- 7(a)
項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は J C R のホームページ(http: / / www.jcr. co. jp/ en/ )に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■ 本件に関するお問い合わせ先